身長が伸びない原因の一つに、猫背や運動不足があります。
背骨が横に曲がったり猫背になったりすると、実際の身長が低くなってしまうのです。
また、股関節やヒザ関節を曲げたまま立つ習慣があると、身長が伸びにくくなる影響もあります。
身長を伸ばすためには、まず基本的な姿勢が正しいかどうかチェックすることが重要です。
今回は、
- 背を縮めるチェックポイント
- 身長を伸ばすストレッチ
- 成長期の身長アップにストレッチがオススメの理由
についても調査しました。
伸び盛りのお子さんはもちろん、大人も一緒に身長を伸ばすストレッチを習慣に取り入れてみましょう。
O脚?猫背?【背を縮めるチェックポイント】
まずは、背を縮める姿勢になってしまっているのかどうか、チェックポイントを確認しながら原因を見極めてみましょう。
猫背のチェックポイント | O脚のチェックポイント |
・背中が丸い ・頭が肩よりも前に出ている ・肩が胴体よりも前に出ている |
・立ってヒザを曲げた時に、両足の膝が外側に向く |
上のチェックポイントに当てはまる場合、背を縮める姿勢になっています。
猫背とO脚のどちらも当てはまる場合には、姿勢によって身長が伸びなくなっている可能性がさらに高いです。
身長を伸ばすストレッチで、正しい姿勢を習慣づけましょう。
(最終観覧日:2018年10月29日)
身長が伸びるストレッチとは?
身長が伸びるストレッチは、どのように行えば効果的なのでしょうか。
猫背を改善するストレッチとO脚を改善するストレッチ、どちらもチェックしておきましょう。
(最終観覧日:2018年10月29日)
猫背改善ストレッチとは?
日本人の体型は平たく、背中・お尻・太ももの内側の筋肉が発達しにくい傾向があります。
また、運動不足やデスクワークが増えたことによって長時間同じ姿勢でいる人も増加しています。
そういった習慣によって猫背になっている大人も増えているので、気になる方は次の方法でお子さんと一緒に実践してみましょう。
胸を開くストレッチ
(1)肩の高さまで両腕を上げます。
(2)肘を直角に上方向へ曲げます。
(3)手のひらは外側に向けたまま、肘を外側(後方向)へスライドさせて胸を開きます。
上の動作を20秒×3〜5セット行いましょう。
肩甲骨を動かすストレッチ
(1)ズボンの後ろポケットに手を入れるようにお尻の下に両手を置きます。
(2)両腕の肘を背中側で寄せ付けるように動かします。
※肩を動かさず、腰が反らないようにストレッチしましょう。
上の動作を20秒×3〜5セット行いましょう。
ストレッチポールを使ったストレッチ
(1)ストレッチポールの上にお尻から頭を乗せて仰向けになります。
(2)両腕を頭の上に伸ばし、床に手の甲をつけながらお尻までゆっくりと移動させます。
(3)身体を乗せたまま、ゆらゆらと左右にポールを転がします。
円柱型のストレッチポールは、身体の重さを使って楽にトレーニングできるのでオススメです。
寝る前に取り入れることで、睡眠の質を向上させる効果も期待できます。
O脚改善ストレッチとは?
実は、O脚の原因は骨が歪んでいるのではなく、筋力に問題があることです。
日本人が発達しにくい太ももの筋肉、骨盤から太ももの骨をつなぐ内転筋が使えていないことが、O脚になる最大の原因となっています。
また、骨盤のまわりにあるお尻や太ももの筋肉は脚を閉じてまっすぐに正す重要な役割を持っています。
これらの筋肉を鍛えることができるストレッチ方法を見ていきましょう。
胸を開くストレッチ
(1)まっすぐに立って、肩の力を抜いて目を閉じます。
(2)足の指を床から離し、上に伸ばしながら息を吸います。
(3)息を吐きながら足の指を下ろします。
胸の開きを感じながら、繰り返し行いましょう。
太ももの裏を伸ばすストレッチ
(1)片脚を前に出して、足の先を天井に向けます。
(2)反対側の脚をゆっくりと曲げながら太ももの裏を伸ばします。
痛気持ちいい程度の場所で止めるようにしてください。
少しずつ伸ばせる幅が広がっていきます。
ふくらはぎとアキレス腱を伸ばすストレッチ
(1)脚を前後に開きます。
(2)前に出した脚を曲げながら、後ろに出した脚のふくらはぎとアキレス腱の伸びを感じましょう。
(3)直立に戻り、脚をできるだけぴったりくっ付けます。
(4)両足を外側に開いて、両ヒザを同じ方向に向けながら屈伸します。
上のストレッチを1セットにして行いましょう。
ストレッチは有酸素運動!成長期の身長アップにもオススメ
ストレッチはゆっくりとした動作で有酸素運動になるため、成長期の身長アップに効果的です。
どうして有酸素運動であるストレッチが効果的なのか、その理由をまとめました。
成長ホルモンはいつ分泌される?
成長ホルモンが分泌されるのは、
・睡眠中
・運動中
・入浴中
・空腹時(低血糖)
・食事中
です。
また、筑波大学の生命領域学際研究センターの発表では、有酸素運動で一酸化窒素の量が増加するということがわかっています。
この一酸化窒素は、
・血管を拡張させて血流を良くする
・成長ホルモンの分泌を促進する
働きがあります。
日常的に身長を伸ばすストレッチを取り入れることにより成長ホルモンの分泌を促し、疲労を溜め込みにくい身体に変化させることができます。
栄養が足りないと意味がない?
身長を伸ばすストレッチや筋トレをすると、筋繊維が修復する際に成長ホルモンが作用して骨が強くなります。
しかし、この骨を成長させるためには栄養素と成長ホルモンが必要です。
身長を伸ばすためには、ストレッチを取り入れるだけでなく栄養バランスを見直すことも重要です。
食事だけで十分な栄養素を摂取することが難しい場合には、成長ホルモンの分泌を促すサプリメントを取り入れることも効果的です。
成長期用のサプリメントにはバランスよく栄養素が含まれているので、集中力アップや睡眠の質を向上させる効果も同時に期待できるメリットがあります。
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運動が苦手なお子さんにもぴったり
運動が苦手なお子さんや、勉強が忙しい時期で運動不足になっているお子さんも、身長を伸ばすストレッチなら無理なく行うことができます。
有酸素運動である身長を伸ばすストレッチは、成長期の運動不足にピッタリです。
大人にとっても疲労回復などさまざまな効果が期待できるので、ぜひお子さんと一緒に習慣に取り入れてみてください。
まとめ
身長を伸ばすストレッチは姿勢を正すことにつながり、身長アップだけでなく集中力向上効果も期待できます。
親御さんも一緒に毎日のストレッチを習慣化してみてはいかがでしょうか?
この機会に食事の栄養バランスも再確認し、健やかな成長につなげましょう。